【ignite!サイドイベント】Uncharitable上映会開催!

認定NPOカンファレンスignite!のサイドイベントとして、寄付や非営利活動に対する常識を根底から問い直す映画「Uncharitable」の上映会を開催します!
11月7日当日、ダン・パロッタ氏によるキーノートセッションは、本映画の視聴を前提に進められますので、ignite!にご参加いただく皆様は、可能な限り本映画をご視聴いただくことをお勧めします。

「Uncharitable」とは

本作は、ダン・パロッタ氏の著書『Uncharitable』を原作とし、古い考え方によって弱体化、及び破壊された象徴的なアメリカの非営利活動の物語を描いた映画です。

アメリカの非営利セクターを代表する人々の声を交えながら、非営利団体の力がいかに誤解され、倹約や禁欲といった時代遅れの価値観によって損なわれてきたかを浮き彫りにしていきます。

なぜignite!で「Uncharitable」を取り上げるのか

顕在化してきている様々な社会課題に最前線で取り組むNPO・ソーシャルセクター。なかでも税制優遇が適用される認定NPO法人の数は全国でわずか約1,300法人。全NPO法人の約2.6%にすぎません。uncharitableでは、以下のメッセージが語られています。

1.「非営利は、清貧であるべき」という通念は誤り

2.非営利に、報酬・広告/マーケ・リスク・時間・利益の自由を

3.優秀な人材を得たければ、正当な対価を払ってよい

4.非営利に求められるのは、社会を変えること

5.寄付の物差しを「節約額」から「実現する変化」へ

このメッセージは、日本の認定NPOを取り巻く環境、制度や寄付税制の課題、組織の経営課題の解決に向けて深く学ぶことができると考えています。

開催概要

上映会は以下の内容で開催いたします。

日時 いずれかご都合の良い日程でご参加ください。
① 10月21日(火)19:00〜21:15
② 10月25日(土)10:00〜12:15
会場

オンライン(Zoom)

参加費 無料
定員 各回100名

上映会に参加できない場合は、一定の視聴期間内にご視聴いただけるURLをご案内できるよう調整中です。

今すぐに見たい!という方は、ご自身でレンタル購入の上、視聴いただくことも可能です。
レンタル視聴購入はこちら:https://gathr.com/vod/5dc53094/uncharitable
(gatherサイトへ遷移します。)

「Uncharitable」見どころ紹介

「Uncharitable」の見どころとなるメッセージをご紹介します!

1.「非営利は、清貧であるべき」という通念は誤り

善意は倹約でこそ清いという思い込みが、非営利業界の挑戦や成長の芽を摘んでいます。非営利だけに厳しい社会の偏見を疑うことが、活動拡大と持続性を生み、支援の可能性を広げます。

2.非営利に、報酬・広告/マーケ・リスク・時間・利益の自由を

人に投資し、伝え、試し、時間をかけ、資金の余裕を持つ——この当たり前の自由が非営利業界では不足しがちです。制約は成果を縮めるだけ。公平な土俵が大きなインパクトを生みます。

3.優秀な人材を得たければ、正当な対価を払ってよい

複雑で難解な社会課題解決。そんな現場で、必要なのは優秀な人材です。その使命感だけに頼れば、燃え尽きと離職が起きる。彼らの責務に見合う報酬を提供して、現場での学びと裁量を用意するべきです。

4.非営利に求められるのは、社会を変えること

社会を変えるには、小手先では足りません。遠慮なく大きな構想を掲げ、10年単位で積み上げる覚悟を持つ。大胆さと継続が、共感と資源を呼び込み、現実を動かしていきます。

5.寄付の物差しを「節約額」から「実現する変化」へ

重要なのは支出の少なさではなく社会の変化。必要な費用を惜しまない団体ほど大きな成果を生むのです。結果で投資の妥当性を見極めていく必要があります。

映画で取り上げられる事例

the Breast Cancer 3-Day(乳がん患者支援の3日間のチャリティウォーク)

大規模イベントで資金を集めたが、寄付金の使途の経費の割合が高いことを批判され、活動が縮小。

Wounded Warrior Project(退役軍人支援プロジェクト)

大胆にファンドレイジングへ投資して組織が成長したが、「間接費が高い」と批判されたことを機に、収益が半減。

Coney 2012(コニー2012キャンペーン)

短編動画で世界的注目を集め、寄付や政策行動を促した。しかし映像の制作費や、広告費の高さに対する疑念の声が強まり、世間からの批判が集まった。

Uncharitable上映会お申し込み

以下のボタンよりお申し込みください。